関西(K)のロック。けど今時のものはやらん。扱うのは1970年代〜1980年代のもん、またはそういうテイストもっとるもんが中心。おもろい音が好きな人は寄ってみてみ。

 
「モーニング・アフター・ガンボ」

いや〜こんなええバンドが復活してライヴやってるとはなあ。皆さん、これはちょっとあれでっせ。先日(2001623日)、大阪・南船場の「ペーニャ」で行われたライヴを見に行って、感銘を受けましたがな、もう。神戸の老舗バンドで、現地においては現存するバンド中、2番目のキャリアを誇るというこのモーニング・アフター・ガンボは、7人組。

  1974年頃から京阪神を中心にライヴ・ハウスを回り始め、あの‘K−ROCKの祭典’「8.8.ROCK DAY」の決勝大会(1976年)にも出場経験があるというんやから、そらすごいキャリア(残念ながら「8.8.〜」のライヴ・アルバムにはなぜか収録されてへんけど)。もちろんっていうか、それ以来今日までズ〜ッと活動を続けて来たわけやおまへんで。当時はみんな学生さんやったからね。他のバンドもそう。プロになるか、それともあっさり就職するか、家業を継ぐか、とかの選択を迫られる。やっぱり10数年、バンドからは音信が途絶えた。

しかし、1990年代の半ば頃になって、仕事で離れ離れになっていたメンバーたちがうまいこと全員、また関西の地に戻って来たことで「ほなまたやろか」と。活動再開の大きなきっかけとなったのはあの「阪神・淡路大震災」でした。

 以降、定期的にライヴを行っておりますが、そんな活動の様子やメンバーのプロフィールなんかは、バンドのHPがおますので、ちょっと見ておいて下さいませ。ギタリスト&ヴォーカルのドカチンさん(通称・田村さん...て逆やっちゅうねん)が、自営業の仕事の関係もあって4年前からパソコンを始めてはりまして、そんな‘腕前’を買われて管理者やったはります。

 http://www.kobe-catv.ne.jp/~tamura/mag.html?

  先日の「ペーニャ」は、バンドにとっては20年ぶりの‘大阪ライヴ’やったそうですが、いやいやそんなあれには見えませんでしたで。雰囲気も掌握して新旧の楽曲をたっぷり17曲、余裕で聞かせてくれはりました。それにしても、音楽的な幅の広さ。バンド名に‘ガンボ’ってついてるから「ああ、ドクター・ジョンの‘ガンボ’でニューオリンズやろ?」なんてハナからキメてかかる方もいてはるかも知れませんが、もちろん、それも当たってはおりますが‘ロト6’で言うたら、まあ数字3つが合うて¥1,000っちゅうとこぐらいやね。まあわりと簡単(わても何回か当てたで、¥1,000を)。しかし、6つ数字全部当てて1億円せしめるのがいかに超難関か、というぐらいに、彼らのバンド名だけ聞いて音楽性をピターっと当てるのはまあ、無理ですわ(ライヴ聞いたらよけいわからんようになる!?)

ブルースあり、レゲエあり、ブギウギにドドンパ、アーシーなロックン・ロール...。でも神戸のバンドやからかも知れへんけど、そういった土臭いイメージの曲をやってもなんかどこかアカ抜けてる感じがしたのはわてだけでっしゃろか?オリジナルが多いけど、日本語が自然に曲に馴染んでてうまいことハマッてますんよ。これ気持ちよろしいで。さらに、それだけやおませんな。まるで1980年前後あたりのいわゆるメロウな‘AOR’てな雰囲気のシャレたシティ・ミュージック風もあったりなんかして。最近作られた曲とのことですが、これまた思わず入り込んでしまいますな。なんでこんなに多才なんやろ。

  キャッチーでポップな「トライ・アゲイン」と‘ガンボ’が同居してるのが不思議というか、すごいなと思うわ。けど、元々‘ガンボ’というのはニューオリンズのゴッタ煮料理っちゅう意味やから「何でもあり」ということでは、まさにバンド名通りということになりますけども。‘ご当地ソング’の「神戸ハーバー・ライト」とか「マイ・スウィート・タウン」(これは震災後に出来た曲とか)は、このバンドならではのものでしょうね。最新曲「ノスタルジー」のイントロは、オーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」みたいで「おォ!」となりますが、歌に入るとまるで赤の他人みたいな雰囲気の曲になるので思わず、ガクッとなります(それがまたオモロイ)。

わての「K−ROCK伝説」(FM大阪のWEBラジオ:http://fmosaka.net/radio/ )では2001年7月2日〜7月29日までモーニング・アフター・ガンボの「ペーニャ」でのライヴの模様を御紹介しておりますので(そこの掲示板にも書き込んどいてや!)。

  このライヴ,CDにして持っときたいぐらいやけど、実は‘ファースト・アルバム’を準備中やねんて!以前からじっくりとレコーディングを始めてはるそうやけど(「ノスタルジー」はすでに録音済みとか)、仕上がったらお知らせいたしますんで。

  「ペーニャ」でのアンコールは、やっぱり‘お約束’の‘ガンボ曲’で、ドクター・ジョン(1972年)でおなじみ(わてはディキシー・カップスやベル・スターズのヒット・ヴァージョンも大好き。最近ではシンディ・ローパーのんもええな)「アイコ・アイコ」。アイコアイコ、が‘最高・最高’に聞こえました。