関西(K)のロック。けど今時のものはやらん。扱うのは1970年代〜1980年代のもん、またはそういうテイストもっとるもんが中心。おもろい音が好きな人は寄ってみてみ。

 
「トリビュート・ライヴ」

すごいイヴェント(というてもええかな?)が、おました。
K-ROCK(関西ロッ ク)というよりも,70年代の日本のロック史にその名を残すと言えるバンド、スターキング・デリシャス(以前にここで紹介済)のリーダー(ドラマー)で、20年前(すでに バンドは解散してたけど)に29歳の若さで亡くなった岩本一郎さんを偲んで、当時の K-ROCKゆかりの方々が多数結集、次から次へとセッションを展開したのであります(写真はその模様から)。

10月23日(月)大阪キタのライヴ・ハウス「レイン・ドッグ ス」で、夜7時45分頃から深夜まで ‘宴’は続いて...。
ようこんだけのメンバーが集まったなあ、て思うわ,ホンマに。
とっくに現役を引退 して‘普通’の生活をしてる人も、最近バンドを再編成して時折ライヴ活動をしてる人も、そして今もプロとして活躍中の人もいっしょくたになって演奏し、歌い合う。
同じ時代を関西でミュージシャンとして過ごしたというのが共通項や。

会場内のあちこちで挨拶し合い,握手する光景も見られましたわ。
「もう20年ぶりとちゃうか〜 !」てなこと言うて。
一組1~2曲で、「次はOOOOさんのセッションです。 参加される方はすみやかにステージの方まで‘出頭’して下さ〜い」という司会(増田俊郎 =初期スタキンのメンバー) のアナウンスがひんぱんに流れる。
時には「おれ、しばらくギターやってへんから誰か頼むわ」とかで助っ人を募ったり ,またある時には「おいOO、お前出ろ」なんて先輩ミュージシャンに引っ張り出さ れたりする後輩がいたり。
なんか‘K−ROCK大学軽音樂クラブ’の同窓会イヴェントっちゅ う感じですわ。
こういうのって、関西ならではの仲間意識、結束力の強さというのかなあ。
すごいパワーを感じてしまいますわ。

スタキン(初代ヴォーカリストの池永さんも参加)、サザンブリード、ナッツベリー・ ファーム、バーボン・ストリート・バンド(フル・メンバーで結集!)、ボグモス・ バンド、花伸...といったバンドからのメンバーが入り乱れてのセッションなんて、かつての関西ロックを知る人が見たらそらもう、大変なこってす。
東京の業界人 とかが、ごっつ羨ましがりよるやろなあ〜。
スタキンのヴォーカリストとして世に出た大上留利子さんも、かつてのバンド仲間などのサポートで「リスペクト」など十八番を3曲。
大上さんの「大阪で生まれた女」 でキーボード弾いてた人もバックに(そうやったんでっか)。
元ウェストロード・ブルース・バンドの塩次伸二さんも岩本さんの思い出話をしなが らセッションで強烈に揺さぶるブルース・ギターを披露(迫力に会場は呑み込まれて しもたわ)。
わての隣にすわってたサラリーマン風のおっさんなんか「今の人、すごい‘うまい’ ですねえ〜!」なんて(当たり前や!有名なプロのギタリストや。塩次伸二を知らんのかいな)。
「惜しいですねえ、あないうまい人が辞めてしもてるなんて」(やめて へん!っちゅうのに。一流のプロやがな、もう)。

いろんなもん、聞かせてもろた。
なんとも贅沢な一夜。
大上さんがステージからいみじくも言うてはりました。「‘出演者’やのに、なんで参加費¥2000払わなあかんのか、わかりましたわ」。
それにしても、わては勝手に「K−ROCK」なんて名称をつけてかつての音源の復 刻作業を始めた人間ですけど、この日のライヴ・イヴェントを見せてもろて、改めて感じ入るところがおましたわ。
K-ROCKって、実は音楽のジャンルだけを指すもんやないねんなあ、て。